YouTubeや動画配信サービス、またはオンラインゲーム、リアルタイムでやり取りする配信アプリ等を使用している時に、動画がカクカクしたり、止まったり、アプリが落ちてしまうことがあります。
アプリ自体の不具合でなければ、ネット回線速度が遅いことが原因だと思います。
ネット通信速度が遅いとリアルタイム通信を要するアプリが遅延したり、アプリの通信が途絶えて落ちてしまうことがあります。
まず、現在のネット回線速度の測定をしてみてください。
ネット回線速度を測定
一番手軽でアクセスするだけで、自動的に測定が始まり、結果が表示される、無料(Wi-Fiに接続してないない場合はモバイル通信データ量を消費しますのでご注意ください)で安心して調べられるサイトは、Fast.com(Netflixが提供)です。
3回くらいインターネットの速度を測定した平均が通常のネット通信速度の目安になります。
ちなみに私の家のインターネット速度は410Mbpsの速度が出ていました。

この結果は有線で接続したパソコンで計測したものですので、家に元々きているネット回線速度は、きっちり速い回線速度だということがわかります。
時間帯や同時に動画などを見ていなければ、速い時で700Mbps以上くらい出ます。
今は有線よりもWi-Fiの電波を利用していることが多いと思いますので、まず有線で実際にどれくらいのネット回線速度が出ているかを調べられたら一番いいのですが、有線ではなく、Wi-Fiで利用している家庭が多いと思います。
有線よりもWi-Fiの方がネット回線速度は確実に落ちます。
そして、Wi-Fiルーターの近くなら速いネット回線速度が期待できますが、Wi-Fiルーターから離れれば離れるほど障害物や混線したりして、ネット回線速度が大幅に低下します。
こちらは実際にWi-Fi利用で測定した結果です。
1階にあるWi-Fiルーターのすぐ側で測定した結果は、42Mbpsでした。

2階に移動して測定した結果は、21Mbpsでした。

このようにWi-Fiルーターから離れれば、電波が届きにくくなり弱くなるので、ネット回線速度が大幅に遅くなることがわかりました。
元々は400Mbps以上出ているはずなのに、Wi-Fiルーターの性能にもよりますが、これほどの差が出てしまいます。
動画配信サービスやZoomなど快適なネット回線速度はどれくらい?
快適なネット回線速度は、主に動画やリアルタイム配信アプリを使用する場合に次のような基準がありますが、これは一般的な目安であり、個々の使用するアプリ等により異なる場合があります。
- 動画ストリーミングの動画を快適に視聴するためには、以下の速度が推奨されます。
- SD(標準解像度)ビデオは、最低でも2~3Mbps以上
- HD(高解像度)ビデオは、最低でも5~8Mbps以上
- 4K(超高解像度)ビデオは、最低でも25Mbps以上
- リアルタイム配信アプリ(例:Zoom、Microsoft Teams、Skype)を使用する場合は、以下の速度が推奨されます。
- ビデオ通話(1対1)は、最低でも1.5~2Mbps以上
- グループビデオ会議(複数人)は、参加する人数やビデオの品質により異なりますが、通常は10Mbps以上の速度が推奨されます。
これらは使うアプリや状況により異なりますが、一般的な目安です。
動画やリアルタイム配信アプリの要件は変動する場合があり、他のネットワークアクティビティやデバイスの数やネットワークの混雑度なども速度に影響を与えることがあります。
一方、快適ではない回線速度は、以下のような状況を指します。
- 動画再生やリアルタイム配信が一貫してバッファリングやロード時間によって中断される。
- 音声や映像の品質が低下し、ぼやけたり途切れたりする。
- ビデオ通話やオンライン会議で遅延やフリーズが頻繁に発生する。
このような問題が継続する場合は、アプリや端末(PC、スマホ)自体に不具合が出てない場合は、回線速度が不十分である可能性があります。
通信速度を向上させるためには、ISP(Internet Service Provider・インターネットサービスプロバイダ)に問い合わせることをおすすめします。
技術の向上により、より多くのデータ量が必要なアプリが増えてきました。
オンラインゲームはジャンルによって異なりますが、ゲームを快適にプレイするためには10Mbps~100Mbpsくらいは必要とあります。
一時的に速度が出ても駄目で、安定した回線速度が必要なので、複数回インターネット速度を計測して、たまに10Mbps以下が出る場合は改善が必要かもしれません。
ネット速度が遅い理由や時間によって動画がカクカクする原因は?
ネット回線速度が遅い理由や、時間によっては、動画がカクカクすることがあります。
ネット速度が遅い理由は様々です。一般的に考えられる要因として以下の点が挙げられます。
- インターネットサービスプロバイダ(ISP)の制約や技術的な問題により、帯域幅が制限されることがあります。また、ISPの提供範囲の競争の少なさにより、サービス品質や速度が低下する場合もあります。
(選択できるISPが少なく、多くの人が同じISPを利用してる場合、ネットワークの混雑が発生し、速度低下が起こる可能性があります) - Wi-Fiルーターの位置や設定に問題がある場合、信号の強度や品質が低下し、ネット速度が遅くなることがあります。また、使用するデバイスの制約や故障も速度低下の要因となります。
(例えば、PCやスマホのCPUやメモリなどの性能により処理速度が遅い場合は動画がカクカクしたり遅延する場合があります) - 大量のデータトラフィックやネットワークの混雑により、ネット速度が低下することがあります。
特に、特定の時間帯や人口密集地域では、多くのユーザーが同じネットワークを共有するため、帯域幅が制約されることがあります。 - プロトコルの制約により、データの転送効率が低下し、速度が制限されることがあります。
さらに、時間帯によって動画がカクカク止まったり、通信速度が遅くなることもあります。
- ネットワークの混雑やISPの制限により、特定の時間帯に帯域幅が制約されることがあります。
- 地域のインフラストラクチャーの制約や遠隔地へのアクセスにより、通信の遅延が生じる可能性があります。
- メディアストリーミングサービスの混雑により、動画の再生に遅延が生じることがあります。
これらの要因が重なることで、時間帯によって動画がカクカク止まったり通信速度が低下する可能性があります。
ネット回線速度が遅い場合の解決策は?
ネット回線速度が遅い場合の解決策として、以下の点が考えられます。
- ISPに問い合わせて、ネット速度の制約やサービス提供範囲を確認する。(そもそもネット回線速度が遅いプランであったり、速い回線速度を提供していない地域の場合があります)
- Wi-Fiルーターの位置や設定を調整し、信号の強度を向上させる。
- 別の時間帯を利用するか、競合の少ないISPへの切り替えを検討する。
- 動画ストリーミングサービスの画質設定を調整するなど、データ使用量を制御する。
- ネットワークインフラストラクチャーの改善やアップグレードを促進する地域の取り組みを支持する。
これらの対策を組み合わせることで、ネット速度の向上や動画再生のスムーズさを実現できる場合があります。
インターネットサービスプロバイダへ高速のプランに変更しても、ネット速度の改善が見られない理由は?
より高速のプランに変更しても、ネット速度の改善が見られない理由はいくつか考えられます。
- インターネットインフラストラクチャーの制約です。地域のインフラストラクチャーによって制限されることがあります。特定の地域では、ネットワークの設備や回線の容量が限られているため、高速のプランに変更しても、インフラストラクチャーの制約により速度が制限される可能性があります。(田舎など地域によってインターネットの設備が充実してなくて皆が共有するため遅くなる場合があります)
- プロバイダの制限です。
インターネットサービスプロバイダ(ISP)は、一部のプランにおいて特定の制限を設けている場合があります。たとえば、一定のデータ量を超えると速度が制限されるなどの制約があるかもしれません。この場合は、高速のプランに変更しても、一定の制限により速度が低下する可能性があります。 - システムの制約または問題です。
ご家庭のネットワーク構成やデバイスの問題、またはルーターなどのネットワーク機器の性能や設定による制約が速度に影響を与えることがあります。
高速のプランに変更しても、これらの制約や問題が解決されていない限り、速度が改善されない可能性があります。 - 一時的なネットワークの問題です。
ネット速度の低下は一時的なものである場合もあります。ネットワークのトラフィックや技術的な問題により、一時的に速度が低下することがあります。この場合は、時間が経てば速度が回復する可能性もあります。
上記の理由のいずれか、または複数が影響している可能性があります。問題を解決するためには、以下の対策が考えられます。
- ISPに問い合わせて、制限やインフラストラクチャーの問題について詳細を確認する。
- ご家庭のネットワーク構成や設定を再確認し、問題がないか確認する。
- 一時的な問題である可能性もあるため、時間をおいて速度が改善されるか確認する。
- 必要に応じて、他のプロバイダやネットワークオプションを検討する。
これらの対策を試しても問題が解決しない場合は、再度ISPや専門家に相談することをおすすめします。
通信配線(ケーブル)が昔のままだと遅い?
通信配線が昔のままである場合は、それがネット速度に影響を与える可能性があります。以下の点に留意する必要があります。
- 旧式のケーブルを使用している。
インターネット接続に使用される通信ケーブルは、技術の進歩により改良されています。昔のままのケーブルは、新しい高速通信に対応していない場合があります。
その結果、速度が制限される可能性があります。 - 配線の品質が悪いくなった。
昔のままの配線は、経年劣化や物理的な損傷により品質が低下している可能性があります。断線や信号の損失が発生すると、通信速度が低下することがあります。 - インフラストラクチャーのアップグレード。
昔のままの通信配線は、現代の高速通信に対応するための最新の技術や規格に準拠していない可能性があります。そのため、ネット速度を最大限に引き出すことができない場合があります。
通信配線のアップグレードや修理、ネット速度の向上に寄与する可能性があります。こうした問題が疑われる場合は、以下の対策が考えられます。
- ISPやネットワークエンジニアに相談し、配線の品質や最新の技術規格について評価してもらう。
- 既存の通信ケーブルや配線を最新の規格に準拠したものと交換する。
- 配線の物理的な損傷や断線がないか確認し、必要に応じて修理や交換を行う。
これらの対策を実施することで、通信配線に関連する制約や問題を解消し、ネット速度を向上させることができるかもしれません。
今日は特にネット通信速度が遅い、改善法はありますか?

ネット通信速度が前よりも遅くなった場合は、以下の方法を試して改善することができます。
- ルーターの再起動です。
ルーターの電源を一度切ってから再度入れることで、一時的な問題やキャッシュのリセットが行われることがあります。これにより、通信速度が改善する場合があります。ルーターの再起動は、通信のスムーズさを回復させるための一般的な手法です。 - Wi-Fi信号のチャンネル変更です。
Wi-Fiルーターは、近隣のルーターや電子機器の信号と干渉する可能性があります。ルーターの設定画面からチャンネルを変更してみると、よりクリアな信号を受信し、通信速度が改善される場合があります。 - デバイスやアプリの制限解除です。
デバイスやアプリケーションがネットワークに対して過剰な帯域幅を使用している場合、他のデバイスの通信速度に影響を与える可能性があります。
特定のデバイスやアプリケーションの制限を解除するか、必要なとき以外は終了させることで、通信速度を向上させることができます。 - ISPへの問い合わせです。
ネット速度の低下が持続する場合、ISPに問い合わせて問題を報告することが重要です。ISPはネットワークの問題や接続の制約を調査し、必要な修正やサポートを提供してくれる場合があります。
ルーターの電源を一度落とすことが効果的な理由は、以下の通りです。
- ルーターは、一定期間使用されると一部のリソースが過負荷になる場合があります。これにより、通信速度が低下することがあります。
ルーターの電源を一度切ることで、リソースを解放し、再起動時に正常な状態で動作させることができます。 - ルーターの再起動により、一時的なネットワークの問題やキャッシュのリセットが行われます。これにより、通信のスムーズさを回復させることができます。
ルーターの電源を切り、しばらく待った後再度入れることで、一時的な問題を解消し、通信速度の改善が見られる場合があります。
これらがネット速度の低下の原因になる場合があります。
まずはネット回線速度がどれだけ出ているかを時間別に複数回調べて見てください。
家族が同時に重いファイルのダウンロードや動画視聴、リアルタイムで行われる音声配信アプリ、ゲームアプリなどをしている場合はどうしても回線速度が低下してしまいます。限られた回線を共有するので仕方ありません。
どういう状況かを把握して対策することをおすすめします。
※個人的な感想です。
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